■4万6000人の反対押し切り “公費上海研修”に出発(TBS) 引用ここから〜〜〜〜〜〜〜〜
鹿児島県が県の職員らを公費で中国・上海に研修派遣するという事業について、10日、第一陣が鹿児島空港から出発しました。
この事業、当初の計画では県の職員1000人が参加することになっていたのですが、公費で行くということについて疑問や批判の声が起こり、先月中旬には、1000人のうち300人を民間人にすると計画が修正されました。
さらに先月下旬、参加者の総数を300人にすると大幅に人数が減らされたのですが、鹿児島県にこれまで4万6000人分の反対署名が届けられるなど、県民の批判の声は収まっていません。
10日午後、鹿児島県の伊藤知事とともに、県の職員22人が鹿児島空港から上海に向け出発しました。全額公費で行われる3泊4日の研修で、費用は1人当りおよそ12万円。今後、県職員200人、民間人100人を派遣する予定です。
研修の理由について伊藤知事は、利用者が低迷している鹿児島と上海を結ぶ定期航空路線を維持するためだと説明しています。
「現在、非常に搭乗率が悪い。週4便が週2便になっている。私どもとしては、路線を太くしたい、機材を大きくしたい」(鹿児島県・伊藤祐一郎知事)
一方で、この研修には当初から批判の声が上がっていました。
「県職員500人と教職員500人、合わせて1000人を1億1800万円の税金を使って上海研修を行う」(“上海研修計画”【補正予算案より】 )
5月に発表された当初の計画は、1000人の職員が1億1800万円をかけて上海に研修するというものでした。この計画に県民の怒りが爆発したのです。
「税金をもっと大事に使っていただけたら」(鹿児島県民)
「県民の人たちをちょっとバカにしている」(鹿児島県民)
もちろん、予算を審議する県議会でも疑問の声が上がりました。
「県費丸抱えでなく、個人負担をすべきであると再度お尋ねいたします」(鹿児島県議・鹿児島県議会、先月14日)
「1人あたり約19万円ほどの 給与の削減になります。その一部を還元して、職員の方々に何らかの研修を含めた施策を考えるべきではないか」(鹿児島県・伊藤祐一郎知事、鹿児島県議会 先月14日)
給与削減分を上海に派遣することで、職員に還元すると主張しましたが、さらに反発を受け、伊藤知事は計画を修正。1000人のうち300人を民間枠にする方針を発表しました。しかし、その後も反発は続き、計画をさらに縮小。
「今議会におけるご意見等を踏まえ、見直しを行うもので、7月から9月までの3か月、合わせて300人程度の県職員と県民の方々を上海に派遣する経費を計上することとした」(鹿児島県・伊藤祐一郎知事、鹿児島県議会、先月28日)
派遣人数を300人に減らし、予算も1億1800万円から3分の1程度のおよそ3500万円に減額。修正に修正を加え、先月29日に議会で可決されました。
しかし、予算が通った後も市民グループから派遣中止を求める住民監査請求が出され、県には4万6000人分の反対署名が届けられています。今も県民の批判の声は収まっていません。
「非常に残念ですね。(搭乗率を)維持するために職員を派遣して維持につなげていくというのは 一過性の問題でしかない」(鹿児島オンブズマン・続博治代表)
今回の上海研修は3泊4日の日程で上海市内の港湾や都市公園などの整備状況を視察する土木行政コースと、有機野菜栽培の農場やスーパーマーケットを回る農政コースに分かれています。
批判の声が上がる中での視察出発。伊藤知事は次のように述べました。
「自分が正しいと思っていることを やる以外ない。(方法は)他にないんです。少なくともなかったんです」(鹿児島県・伊藤祐一郎知事、10日)
この研修で鹿児島−上海線の搭乗率を維持することはできるのでしょうか。(10日18:15)
〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで
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posted by nandemoarinsu at 07:52
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