■高級品“買い漁る”中国人に海外から批判も 「日本人や韓国人も同じような時代あった」(XINHUA.JP)引用ここから〜〜〜〜〜〜〜〜
世界的なショッピングブームの中で、中国人消費者は無視できない存在となっている。にもかかわらず、海外では中国人消費者をターゲットにしながら、その習慣を理解しようとせず、批判する現象もみられる。だが、「お客様は神様」だ。遠路はるばる買い物にやってきたのに、中国人はなぜ「差別」されなければならないのか。環球時報が伝えた。
5月の東京。銀座の商店街を、中国人観光客の団体が押し寄せている。大きなかばんを持ちながら、意気揚々と練り歩く彼ら。旺盛な購買力を受けて、多くの高級百貨店では、中国語を話せるショッピングガイドを配置するほどの力の入れようだ。だが、熱烈歓迎ムードの商店側に対し、日本の庶民はあまり歓迎していない様子。
記者の知り合いである日本人の友人が、自らの体験談を話してくれた。友人は中国語がペラペラだ。松屋銀座で、中国人客がシャツを手にしながら、日本人店員に英語と中国語で試着してよいかどうか尋ねている。だが、日本人店員は聞き取れない。見かねた友人が通訳を買って出た。ところが、中国人女性は試着を終えた後、数万円もの値札を見た途端、服を投げ捨てるようにして去ってしまった。残された日本人店員と友人は、あ然とするばかり。買わなくても構わないが、せめて「ありがとう」くらいは言えなかったのか。これをきっかけに、友人は「二度と中国人の通訳はしない」と決めたそうだ。
インターネット上では「中国人は公共秩序を守らない」「不衛生」「謝らない」などの批判も見られる。東京の名高い寺・浅草寺は近くのすべての公衆トイレで「使用後は流して下さい」とわざわざ中国語で呼びかけている。香港では、本土からの観光客が子どもにディズニーランドの花壇でおしっこをさせている写真がネット上に流され、非難を浴びている。だが、その一方で香港紙「信報」によると、香港の高級品店で店員が真っ先に話す言葉は、地元民が話す広東語ではなく中国本土客が話す標準語だ。本土からの観光客は、「神様」と尊ばれる反面、そのマナー違反行為が批判されている。
実は、日本人や韓国人も、中国人と同じような時代があった。1960年代以降、日本経済が高度成長を迎え、日本人も海外旅行をするだけの経済力を持つようになった。だが、価値も分からずに高級品を買い漁るだけの日本人に、欧米では批判も出ていたという。ある日本の地方公務員は「来日してショッピングする今の中国人は、30年余前の日本人を見ているような気がする」と話していた。
韓国メディアも、高級品かぶれの国民を批判している。「朝鮮日報」によると、ソウルの街頭を歩いてみると、3秒または5秒おきに、数百万ウォンのバッグをもつ人が目に入る。そのため、「3秒バッグ」、「5秒バッグ」と呼ばれているという。韓国人は、中国人に追随して、高級品専門店の主要な消費者層になっているが、実は外国企業にふっかけられる「カモ」になっている。全身を高級品で固めた人たちは、単なる成り上がりで、見栄っ張りなだけだと同紙は警告する。
香港紙「新報」のコラムニスト林風氏によると、海外でお金を撒き散らす中国人が批判の的になっている情況は、昔の日本と同じようだ。当時の日本人は世界中でショッピングに走り、自信過剰だった。だが、バブル経済の崩壊で、日本人は「失われた20年」を経験。こうした日本人の経験は中国の「Gucci(グッチ)」族に、「一つの国の経済の高度成長は、永遠に続かない」と警告する。中国がソフトパワーを見せるには、まず国民の素養を高めねばならない。外国人の批判に対し、「差別だ」「中国の台頭を羨ましがっているだけ」と叫びながら、「思い込みによる自己満足」に浸っているばかりではだめだ、と同紙は呼び掛けている。
(編集翻訳 小豆沢紀子)
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posted by nandemoarinsu at 13:00
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