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四川省成都都江堰市の弁当箱工場で14日午前11時ごろ、火災と爆発が発生した。爆発に伴い巨大の火球が発生した。周囲は住宅街で、衝撃波と飛散物で多くの民家に被害が出た。消火活動中に1人が手に軽傷を負った以外に、死傷者は出なかった。中国新聞社が報じた。
同工場はプラスチックを材料とする弁当容器を作っていた。まず火災が発生し、建物が濃い煙を噴き出した。従業員が一斉に逃げ出したという。
工場建物外には大きな液化ガスのタンクがあり、炎が近づいてしばらくしてから、轟音(ごうおん)とともに爆発した。巨大な火球が出現し、真っ黒なきのこ雲になり上空にのぼっていった。衝撃波が発生し、周辺民家では窓ガラスが割れたり、飛来物で壁に傷がつくなどの被害が出た。工場に面していない、建物の反対側の窓が割れた民家もある。
爆発で工場の屋根が吹き飛び、敷地を囲む塀も崩れた。それまで自宅内で窓から火災を眺めている人も多かったが、驚いて家から飛び出し逃げはじめた。
火はますます勢いを増した。爆発は数回続いたという。その後、通報を受けた消防が到着し、本格的な消火活動を始めた。鎮火は午後1時ごろだった。
都江堰市によると、消火を試みた地元の巡回員1人が手に軽いけがをした以外、同火災・爆発で死傷者は出なかった。
同工場はかつて、食料油を生産していたが、経営が行き詰まり操業を停止。しばらくして新しい経営者が購入し、「駕虹糧油加工廠」との名称を変えないまま、プラスチック製の弁当容器を作るようになった。経営者は地元の人でなく、工場はいつも門を閉じるなどで、「人目を避ける」ように操業していた。
夜間も操業を続け、騒音や悪臭が耐えがたかったという。住民は地元政府に何度も足を運び、取り締まるよう求めたが、なんの対応もなかったという。事故発生後、経営者は姿を消した。正式発表はないが、違法に操業していた可能性があるという。(編集担当:如月隼人)
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