筆洗(東京新聞)引用ここから〜〜〜〜〜〜〜〜
この夏、日本中を席巻した人気商品といえば「ビリーズブートキャンプ」。軍隊式トレーニングの教材DVDやゴムひもセットの通販商品だ▼米格闘家のビリー・ブランクスさんが「脂肪を燃やせ」と、深夜テレビで生徒を叱咤激励(しったげきれい)しながら跳びはねる映像をごらんになった方もあろう。これが、美容やメタボ腹に悩む若い女性から中年男性までの人気を集めた▼永田町では安倍首相が、そのゴムひもをプレゼントされたと話題になって、中川秀直自民党幹事長も参院選前は「本気で選挙運動をやれば体重は五キロ減る。中川ブートキャンプだ」と冗談を飛ばしていた▼選挙当日、フジ系列は恒例の“二十七時間テレビ”で人気者の香取慎吾さんにこのブートキャンプのパロディーを演じさせ、そのまま開票速報番組になだれ込んで視聴率競争を制す。ところが肝心の自民党は、体重どころか議席の方を激ヤセさせてしまった。“美しい国”と言挙げしつつ、なんでも米国基準の格差社会化で、地方を痛めつけた安倍政権。「ブートキャンプ」なんぞにかまけて足元の「盆踊り」を忘れたからだ▼というわけで、岐阜県郡上市でお盆の四日間は、徹夜になる「郡上おどり」に参加してきた。娯楽禁止の戦時中も、戦没者慰霊のために継続を許されていた。終戦の玉音放送の数時間後には、誰ともなく唄(うた)が出て踊りの輪ができたという▼「川崎」「春駒」「やっちく」と、次々変わる演目に、浴衣は袖絞るほどの汗。手と足を同方向に動かす古来の“なんば”の振りに、美しい日本の夏を堪能できた。〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで
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posted by nandemoarinsu at 22:17
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